浮塚村(読み)うきづかむら

日本歴史地名大系 「浮塚村」の解説

浮塚村
うきづかむら

[現在地名]八潮市浮塚

綾瀬川と古綾瀬ふるあやせ(現垳川)左岸の沖積地に位置し、北は大曾根おおそね村、西は綾瀬川を境に足立郡花又はなまた(現東京都足立区)、南は同郡久左衛門きゆうざえもん新田(現同上)。田園簿では田方二四三石余・畑方二五石余、ほかに野銭永二〇文があり幕府領。寛文二年(一六六二)旗本森川下総守領、同一一年分家の森川主水領となり幕末に至る(「寛政重修諸家譜」など)。天保六年(一八三五)の八条領村鑑(小沢家文書)によると、寛永四年(一六二七)検地で高二六九石余、反別は田方三二町五反余・畑方五町九反余、元御立野跡の新田は浮塚村新田と称され高四斗余で幕府領、用・排水は八条用水組合・綾瀬川筋藻刈組合に所属。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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