ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「海ぞうめん」の意味・わかりやすい解説 海ぞうめんうみぞうめん 軟体動物門腹足綱アメフラシ科の動物の卵塊の俗称。アメフラシ類は春,磯で細長い紐状の卵塊を海藻の間や岩の下などに産出するが,1粒1粒の卵が黄色のため,卵塊全体も黄色の紐のように見える。この形をそうめんに見立てて海ぞうめんという。卵の発生が進むと褐色になってベリジャーとなり,海中へ泳ぎ出る。なお,タツナミガイの卵塊はアメフラシのそれに似るが,緑青色である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by