海つ路(読み)ウミツジ

デジタル大辞泉 「海つ路」の意味・読み・例文・類語

うみ‐つ‐じ〔‐ぢ〕【海つ路】

《「つ」は「の」の意の格助詞》「うみじ」に同じ。
「―のぎなむ時も渡らなむかく立つ波に船出すべしや」〈・一七八一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「海つ路」の意味・読み・例文・類語

うみ‐つ‐じ‥ぢ【海路・海道】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙うみじ(海路)
    1. [初出の実例]「壬申、海路(ウミツヂ)より葦北(あしきた)の小嶋に泊て進食(みをし)す」(出典日本書紀(720)景行一八年四月(寛文版訓))
  2. [ 2 ]うみつみち(海道)
    1. [初出の実例]「山背部小田・安斗連阿加布を遣して東海(ウミツヂ)の軍を発す」(出典:日本書紀(720)天武元年六月(北野本訓))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android