海中工事技術の知識ベース(読み)かいちゅうこうじぎじゅつのちしきベース

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

海中工事技術の知識ベース
かいちゅうこうじぎじゅつのちしきベース

潜水士が持っている高度な技術や,熟練を要する海中工事の経験的な知識を集合したもの。ウォーターフロントの開発などにおいて,捨石ならしや基礎工溶接など,精度の要求される工事は,潜水士の手作業に頼っている。工事には経験・熟練を要するため,潜水士の不足・高齢化が問題になっている。このほか,ノウハウを要する海中工事として,障害・危険物撤去作業,ケーソン設置作業,海中コンクリート打設,汚染防止 (オイルフェンス,汚濁カーテンなどによる) 作業などがあり,重要なノウハウを知識ベース化して保存管理し,さらにこれを基に海中歩行ロボットや捨石ならし用作業ロボット,安価な ROV (遠隔操作機) の開発が望まれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む