岩石学辞典 「海洋底変成作用」の解説 海洋底変成作用 海嶺や海底で高い地温勾配のもとで海水の浸透と循環によって大洋底上の海洋地殻,上部マントルで起こる玄武岩,ドレライト,斑糲(はんれい)岩などが受ける熱水変成作用に似た変成作用[都城ほか : 1971, 周藤, 小山内 : 2002].最も普通なものは中央海嶺(mid-ocean ridge)で,高い熱流と地温勾配による埋没変成作用(burial metamorphism)と熱水変成作用(hydrothermal metamorphism)である.深さが増すと累進的に新しい鉱物が形成される. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報