岩石学辞典 「熱水変成作用」の解説 熱水変成作用 岩石が火成岩から放出される熱水と反応して鉱物組成や化学組成を変える作用で,熱水変質作用と同義.広義の変成作用に含まれると考えてもよいが,この過程では岩石中の固体が熱水を媒介として反応するよりも,鉱物と熱水との反応が主要であるために変成作用には含めないことが多い[片山ほか : 1970].主として岩石の割れ目を通って熱い溶液やガスが浸透して付近の岩石の鉱物が変化する変成作用をいう[Coombs : 1961].ハイダトサーマル変成作用(hydatothermal metamorphism)[Bunsen : 1847]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報