埋没変成作用(読み)まいぼつへんせいさよう(その他表記)burial metamorphism

最新 地学事典 「埋没変成作用」の解説

まいぼつへんせいさよう
埋没変成作用

burial metamorphism

広域変成作用の一つ。ニュージーランド南島のアルプス片岩は,変成度の低い所(沸石相と緑色片岩棺の間)に,ぶどう石・パンペリー石で特徴づけられる一種広域変成岩であるが,これは片状構造がなく,したがって構造運動をほとんど受けていないと考えられる。D. S. Coombs(1961)は,堆積時より高い温度での再結晶をすべて変成作用とみなし,このような続成作用との移化的段階を代表するものを埋没変成作用と呼んだ。埋没続成作用はこの段階と重複するが,新たな鉱物晶出粒子変形が生じる,より低温での続成作用について使用される。

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参照項目:変成岩形成場の模式図・変成相

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 吉田 成相 端山

岩石学辞典 「埋没変成作用」の解説

埋没変成作用

岩石が地表付近で形成された後,その場所で沈降した結果温度と圧力が上昇し,堆積作用よりも高温になり再結晶作用を行った変成作用[Coombs : 1961, 片山ほか : 1970].火成岩貫入や造山運動には明瞭な関係がないが,広い範囲で一般的に見られる変成作用である.これは埋没の深さに関係すると考えられており,ダイアジェネシスと広域変成作用の中間に当たるものである.埋没変成作用の影響を受けた岩石には片理が発達することはない.ゼオライト相や藍閃石片岩相は一般的に埋没変成作用によるものである[Coombs : 1961].このような条件は従来は変成作用としては考えられていなかった.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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