海洋無人探査機(読み)かいようむじんたんさき(その他表記)uninhabited machine for marine observation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「海洋無人探査機」の意味・わかりやすい解説

海洋無人探査機
かいようむじんたんさき
uninhabited machine for marine observation

海中海底無人で探査する機器。カメラの枠に動力をつけてリモートコントロールし,海底の地形探査,生物の観察標本採集に利用されている。海上保安庁水路部で開発された自動式ブイ「マンボウ」は,測量船『昭洋』を母船とする遠隔操縦可能な無人の海洋調査ブイであり,海底火山の活動時の調査,荒天時の海象観測等を行なうことを目的としている。手石海丘,福徳岡ノ場海底火山の調査に活躍した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android