海軍棒(読み)かいぐんぼう

日本歴史地名大系 「海軍棒」の解説

海軍棒
かいぐんぼう

[現在地名]南大東村旧東

南大東村南大東島東岸の一部をさす。一八九二年(明治二五年)にこの島を調査した大日本帝国海軍が同年八月六日にこの地に標木を建てたことに由来する。のちコンクリート製に立替えられたが、第二次世界大戦中は撤去された。近年村の教育委員会が標木を設置。海軍棒を含む東海岸一帯はミズガンピ、オオソナレムグラ、アツバコク、ボロジノニシキソウなどが傾斜面の違いによって分布するなど、植生に特徴がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android