南大東村(読み)みなみだいとうそん

日本歴史地名大系 「南大東村」の解説

南大東村
みなみだいとうそん

面積:三〇・五七平方キロ

沖縄島の東方海上約三六〇キロの太平洋上に位置する一島一村の村。島尻郡に属する。北東約八キロに北大東島がある。最高標高七五・二メートルの隆起環礁の島で、周囲は急崖の海岸がめぐり、内部はドーナツ状の地形をなし、ドリーネ窪地おお池をはじめとする四〇余の湖沼が存在する。琉球エアーコミュータ(RAC)が一日二便、フェリー那覇とまり港との間を月五便ほど就航している。県道北南きたみなみ線・南大東飛行場線が通る。

かつて当島は南ボロジノ島とよばれた(南大東村誌)。一九〇〇年(明治三三年)一月二三日玉置半右衛門が派遣した二二名(大半は八丈島出身者)が無人のこの島に上陸し、開拓の歴史が始まった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「南大東村」の意味・わかりやすい解説

南大東〔村〕
みなみだいとう

沖縄県東部,那覇市から約 360kmの大東諸島南大東島にある村。 1946年村制。村名は島名に由来。6地区から成る。サトウキビ栽培が行われ,製糖工場がある。台地中央南大東空港があり,那覇と結ばれる。面積 30.52km2人口 1285(2020)。

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