涙弁慶(読み)あんだべんけい

精選版 日本国語大辞典 「涙弁慶」の意味・読み・例文・類語

あんだ‐べんけい【涙弁慶】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「あんだ」は「なみだ」の変化したもの ) 泣き意地を張ること。転じて、負けるものかと意地を立て通したり、負けずぎらいを押し通す意を表わす近世初期の流行語。奴言葉から出たものか。
    1. [初出の実例]「こしょく あんた弁慶、此ごろの言葉なり」(出典:随筆・正事記(1665)一)

なんだ‐べんけい【涙弁慶】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「なみだべんけい(涙弁慶)」の変化した語 ) =なきべんけい(泣弁慶)
    1. [初出の実例]「爰でなげとっこへそっこへやるまいぞなんた弁慶むさしのの虫」(出典:狂歌・後撰夷曲集(1672)三)

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