涙弁慶(読み)あんだべんけい

精選版 日本国語大辞典 「涙弁慶」の意味・読み・例文・類語

あんだ‐べんけい【涙弁慶】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「あんだ」は「なみだ」の変化したもの ) 泣き意地を張ること。転じて、負けるものかと意地を立て通したり、負けずぎらいを押し通す意を表わす近世初期の流行語。奴言葉から出たものか。
    1. [初出の実例]「こしょく あんた弁慶、此ごろの言葉なり」(出典:随筆・正事記(1665)一)

なんだ‐べんけい【涙弁慶】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「なみだべんけい(涙弁慶)」の変化した語 ) =なきべんけい(泣弁慶)
    1. [初出の実例]「爰でなげとっこへそっこへやるまいぞなんた弁慶むさしのの虫」(出典:狂歌・後撰夷曲集(1672)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む