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液体不混和 えきたいふこんわ liquid immiscibility

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岩石学辞典の解説

液体不混和

均質の液体が,二種またはそれ以上の不混和の液体の小部分に分離すること.熔融実験での液体不混和は,組成的に天然の火成岩で起こる組成とはならず,液体不混和がマグマの組成範囲の内部で起こるかどうか疑わしいとされた.フェンナーはこの理論を復活させ,マグマにおける不混和は熱力学的に可能であると考えた[Greig : 1928, Fenner : 1948, Mason : 1958].1951年にローダーが不混和を考え,炭酸塩─珪酸塩系の実験から積極的に液体不混和を主張して以来,天然の岩石についても岩石学者が認めるようになった[Roedder : 1951, 1979].多様なマグマの分化作用の過程の中で,液体不混和は全部が液体状態のマグマが直接形成される唯一の過程であるとされている.単に不混和ということもある.

出典|朝倉書店
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世界大百科事典内の液体不混和の言及

【結晶分化作用】より

…マグマの分化は温度の降下に伴う結晶作用によって生ずるという考えは,20世紀初頭からイギリスのハーカーA.Harkerなどによって唱えられていたが,特に,ケイ酸塩溶融体の実験的研究にもとづいてアメリカのボーエンN.L.Bowenが強く主張した1920年ころから,火成岩成因論の主流となり現在に至っている。なお,ハーカーやボーエン以前には,マグマの分化は,マグマが液体である間に起こると考える研究者が多く,ソレーSoretの効果,液体不混和,ガスによる運搬,マグマの混合,マグマの混染などが分化をひき起こす原因であろうと考えられていた。このうちソレーの効果とは,マグマの中で部分によって温度が異なる場合,マグマの中で物質の拡散移動が起こり,マグマの組成が部分によって異なるようになることである。…

※「液体不混和」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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