深成岩鉱物組成領域(読み)しんせいがんこうぶつそせいりょういき(その他表記)modal plutonic field

岩石学辞典 「深成岩鉱物組成領域」の解説

深成岩鉱物組成領域

鈴木は実際の花崗岩などの深成岩類の鉱物容量比の測定結果を基にして,(石英+カリ長石)の量を合わせて取り扱い,深成岩の鉱物組成の関係を調べた[Suzuki : 1955].(石英+カリ長石)という成分は花崗岩の最低熔融点に類似した組成に相当しており,鉱物形成の順序からもこの二種の鉱物を一緒にした方が岩石学的に意味があると考えられる[鈴木 : 1952].(石英+カリ長石)-(斜長石)-(有色鉱物)の三角図を作ると,花崗岩をはじめ深成岩類の鉱物容量比はほとんど特定の範囲の中に収まることがわかかったので,その範囲を深成岩鉱物組成領域(modal plutonic field)と呼んだ[Suzuki : 1955].この関係図は単に岩石の名称のみならず,SiO2の量,含まれる有色鉱物の種類が出現する範囲について,かなりの規則的な傾向があることを表している.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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