深黒(読み)しんこく

精選版 日本国語大辞典 「深黒」の意味・読み・例文・類語

しん‐こく【深黒】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 濃い黒の色。まっ黒。
    1. [初出の実例]「曾て典(〈注〉しちいれ)する浅黄の小袖、忽ち深黒(〈注〉クロ)の外套と化して旧主に復帰す」(出典:東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉四)
  3. 深く暗いこと。
    1. [初出の実例]「漫白見崩沙、深黒瞰絶谷」(出典:山陽詩鈔(1833)四・舟過千皺洋、遇大風浪、殆覆、得上嶹原、宿漁戸、賦此志懲)
    2. [その他の文献]〔秦観‐遊湯泉記〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「深黒」の読み・字形・画数・意味

【深黒】しんこく

まっ暗。

字通「深」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android