清原邦一(読み)キヨハラ クニカズ

20世紀日本人名事典 「清原邦一」の解説

清原 邦一
キヨハラ クニカズ

昭和期の司法官検事総長;法務省事務次官;プロ野球コミッショナー。



生年
明治32(1899)年3月7日

没年
昭和42(1967)年11月11日

出生地
和歌山県那賀郡示田町

学歴〔年〕
東京帝大法科〔大正13年〕卒

経歴
大正13年司法省に入り、司法書記官、調査第1課長、刑事局第5課長、東京控訴院検事を経て昭和17年大臣秘書課長、福岡地検検事正。21年公職追放、26年解除後、司法省刑政長官から法務省事務次官。その後最高検察庁次長検事を経て34〜39年検事総長。退官後プロ野球コミッショナー、京浜急行顧問などを務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「清原邦一」の解説

清原邦一 きよはら-くにかず

1899-1967 昭和時代の司法官。
明治32年3月27日生まれ。大正13年司法省にはいる。昭和27年法務事務次官,34年検事総長。同年の砂川事件跳躍上告審において,第一審の在日米軍違憲判決(伊達(だて)判決)を批判する異例の総括弁論をおこなった。昭和42年11月11日死去。68歳。和歌山県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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