清水文人(読み)シミズ フミト

20世紀日本人名事典 「清水文人」の解説

清水 文人
シミズ フミト

昭和・平成期の編集者,出版人 諏訪クワガタ昆虫館館長;元・双葉社社長。



生年
昭和6(1931)年11月25日

没年
平成9(1997)年6月1日

出生地
長野県南佐久郡佐久町

学歴〔年〕
明治大学大学院商学研究科修了

経歴
昭和31年双葉社に入社し、42年創刊の「漫画アクション」の初代編集長を10年以上務めた。この間「子連れ狼」などの大ヒットを飛ばし、劇画ブームの火つけ役となる。49年取締役編集局長、51年常務を経て、54年社長。平成4年退職。一方、子供の頃昆虫採集熱中。特にクワガタが好きで、昭和35年頃からクワガタの収集を始め国内外の600種、約1300匹を集めた。昆虫館の建設に取り組み、平成7年長野県原村の第二ペンション村に諏訪クワガタ昆虫館を開設、館長に就任(のち東京・三鷹市に移転)。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「清水文人」の解説

清水文人 しみず-ふみと

1931-1997 昭和後期-平成時代の編集者,出版経営者。
昭和6年11月25日生まれ。昭和31年双葉社にはいり,42年創刊の「週刊漫画アクション」の初代編集長となる。同誌は「ルパン三世」「子連れ狼」「じゃりん子チエ」などのヒット作を生みだす。54年社長に就任。平成2年退職後,郷里の長野県に諏訪クワガタ昆虫館をひらき館長となった。平成9年6月1日死去。65歳。明大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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