清水泰次(読み)シミズ タイジ

20世紀日本人名事典 「清水泰次」の解説

清水 泰次
シミズ タイジ

大正・昭和期の東洋史学者



生年
明治23(1890)年3月19日

没年
昭和35(1960)年4月13日

出生地
新潟

学歴〔年〕
早稲田大学文学部史学科〔明治44年〕卒,東京帝大文科大学史学科東洋史学科〔大正4年〕卒

学位〔年〕
文学博士〔昭和19年〕

経歴
早稲田大学講師となりながら、東京帝大大学院に2年学んだ。昭和2年早大教授。東京文理科大学教授、東京女子大学講師兼任。35年早大を定年退職。明代社会経済史の開拓者で著書に「歴史学原論」「中国近世社会経済史」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「清水泰次」の意味・わかりやすい解説

清水泰次
しみずたいじ

[生]1890.3.19. 新潟,板倉
[没]1960.4.13. 新潟,板倉
東洋史学者。明代中国の経済史の大家。 1911年早稲田大学文科史学科を卒業。 15年東京大学文科大学東洋史学科を卒業。 27年早稲田大学教授。 45~50年東京文理科大学教授。 51年再び早稲田大学教授となる。主著に『歴史学原論』 (1948) ,『中国近世社会経済史』 (50) ,『明代土地制度史研究』 (68) がある。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「清水泰次」の解説

清水泰次 しみず-たいじ

1890-1960 大正-昭和時代の東洋史学者。
明治23年3月19日生まれ。早大教授,東京文理大教授をつとめる。中国明(みん)代の社会経済史を専攻し,「明代土地経済史の研究」「中国近世社会経済史」などをあらわす。昭和35年4月13日死去。70歳。新潟県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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