大家(読み)オオヤ

  • おおや〔おほ〕
  • たいか
  • たいけ
  • だいけ
  • 大家/大屋

とっさの日本語便利帳の解説

日本では貸家主であるおおやさん。中国ではその場にいる人みんなのこと、「みなさん」をいう。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

大辞林 第三版の解説

学問・芸術・技芸などの面で特にすぐれ、名声の高い人。巨匠。 書道の-
大きな家。
金持ちの家。家柄のよい家。たいけ。 -の出
金持ちの家。
家柄のいい家。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大屋とも書き、家守(やもり)、家主(やぬし)ともよばれた。江戸の貸地、貸家の管理人で、地主、家持(いえもち)にかわって地代、店賃(たなちん)などを取り立てた代理人、差配(さはい)人のこと。彼らの多くは、地主のもっている長屋の別棟か、地主所有の家屋を与えられ、地代、店賃の徴収のほか、五人組の構成員として公用や町用を行った。また「たなこ(店子)と言えば子も同然」といわれたように、借家人(店子)には、子に対する親のような責任と権利をもっていた。[南 和男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① 大きな家屋。大屋(たいおく)
② 富んだ家。金持ち。また、貴い家柄。身分の高い家柄。たいけ。
※太平記(14C後)二一「世の譏(そしり)をも知らず、侈(おごり)を究め欲を恣にせし大家の氏族」
※評判記・色道大鏡(1678)一四「妾をもとむるには、祿次第にて大家(タイカ)の方へと心ざす」 〔書経‐梓材〕
③ その道で特にすぐれた人。巨匠。
※正法眼蔵(1231‐53)春秋「高祖の辺域にいたらず、仏法の大家を覰見せざるによれり」
※随筆・胆大小心録(1808)一一一「千陰といふ下手よみは、当時日本一の大家じゃ」
④ みんな。皆々。
※空華日用工夫略集‐至徳二年(1385)一〇月一五日「大家擁被堂中坐」
⑤ しゅうとめの称。〔晉書‐列女伝〕
⑥ 中国古代の女子の尊称。〔後漢書‐列女伝・曹世叔妻〕
〘名〙 富んだ家。金持の家。また、貴い家柄。由緒ある家。社会的地位の高い家。また、その人。たいか。
※咄本・聞上手(1773)大名「夜中に御大家(タイケ)の御通り、どなたで御ざりますととへば」
〘名〙 大きな家(日葡辞書(1603‐04))。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の大家の言及

【裏店】より

…したがってこのような裏店が密集した地区の人口密度はかなり高かった。江戸の場合,地主が屋敷地内に住む(家持または居付地主と呼ばれた)ことは少なく,多くは家守(やもり)(大家,家主ともいう)が屋敷地内に住居を構え,地代・店賃徴収を代行し,また裏店住人の人別改め(戸籍調べ)や町触(法令)通達などを行い,棒手振(ぼてふり)などの小商人,大工・左官などの職人,そして日雇いなどと呼ばれた下層単純労働者など,裏店住人の事実上の支配者となっていた。長屋【玉井 哲雄】。…

【家守】より

…日本近世において,主人不在の家屋敷を預かり,その管理・維持に携わる管理人のこと。家主(やぬし∥いえぬし),屋代(やしろ),留守居(るすい),大家(おおや)などとも呼ばれた。日本の近世社会は,家屋敷の所持者である家持を本来の正規の構成員として成立していたが,なんらかの事由で家屋敷の主人が長期にわたって不在となる場合,不在中の主人に委嘱され,家屋敷の管理・維持にあたるのが,家守の基本的性格である。…

【朝鮮】より

…娘には分財しない。長男が後継ぎとなった家を〈大家〉(クンチプk’ǔn‐chip),そこから分かれた家を〈小家〉(チャグンチプchagǔn‐chip)と呼ぶ。 大小家関係が最も明らかに表れるのは,儒式にのっとって行われる祖先祭祀の面である。…

※「大家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

オーナー商法

物品や権利を消費者に販売すると同時にその物品・権利を事業者が預かり、生産・運用・レンタル・管理・保管などの利殖の高さをうたって資金を集める商法。見かけ上は購入者が物品・権利のオーナーとなるため、こうよ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

大家の関連情報