清水隆次(読み)シミズ タカジ

20世紀日本人名事典 「清水隆次」の解説

清水 隆次
シミズ タカジ

大正・昭和期の杖道家 神道夢想流杖道師範(25代)。



生年
明治29(1896)年12月31日

没年
昭和53(1978)年6月22日

出生地
福岡県京都郡犀川町

主な受賞名〔年〕
勲六等単光旭日章

経歴
大正2年福岡市の元黒田藩杖術師範神道夢想流杖道第24代師範・白石範次郎道場に入門、9年23歳で夢想流杖道免許皆伝、10年一心流鎖鎌術、一角流十手術、一達流捕縄術、短杖術の免許皆伝を受けた。昭和5年大日本武徳会杖道捕縄術錬士、10年教士。この間2年に東京警視庁の弥生神社奉納大会に招かれたのを契機に6年から警視庁嘱託武道講師となり、また講道館主・嘉納治五郎要請で柔道4段以上に杖道を教えた。8年正式に警視庁警察官となった。35年改めて全日本剣道連盟の杖道範士、45年杖道9段となった。同年武道使節として全米を回り、47年には東南アジア各国を歴訪した。著書に「杖道教室」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「清水隆次」の解説

清水隆次 しみず-たかじ

1896-1978 大正-昭和時代の武道家。
明治29年12月31日生まれ。もと福岡藩杖術(じょうじゅつ)師範の白石範次郎に入門。神道夢想流杖道,一心流鎖鎌(くさりがま)術,一達流捕縄術などの免許皆伝をうける。警視庁,講道館などで杖道を指導し,のち警視庁警察官となる。昭和53年6月22日死去。81歳。福岡県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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