渇の病(読み)かわきのやまい

精選版 日本国語大辞典 「渇の病」の意味・読み・例文・類語

かわき【渇】 の 病(やまい)

  1. 糖尿病古名飲水病
  2. のどがかわいて、しきりに水が飲みたくなる病気。しばしば尿意をもよおし、その尿が混濁していることから淋病と混同され、淋病をいう場合もある。消渇(しょうかち)
    1. [初出の実例]「消渇(しょうかつ) 俗に云かはきの病なり」(出典:病名彙解(1686)六)
  3. いくら食べても食べ足りない気持がして、しかも体が痩せてゆく病気。
    1. [初出の実例]「かはきのやまひ すくやかな男にはかにかはきのやまひとりつき、食へども食へどもあきたらず」(出典:咄本・軽口御前男(1703)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 咄本 初出

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android