済崩(読み)なしくずし

精選版 日本国語大辞典 「済崩」の意味・読み・例文・類語

なし‐くずし‥くづし【済崩】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 借金一度に返済しないで、少しずつ返してゆくこと。
    1. [初出の実例]「其上は利足を出さず、成し崩しなるべし」(出典:政談(1727頃)二)
  3. 物事を一度にしないで、少しずつすませてゆくこと。少しずつ徐々に行なうこと。
    1. [初出の実例]「一思いにとり殺しては腹がいず、毎晩毎晩ちびりちびりとなしくづしに取殺す」(出典:落語・裏の裡愛妾の肚(1889)〈五代目翁家さん馬〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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