利足(読み)キキアシ

デジタル大辞泉 「利足」の意味・読み・例文・類語

きき‐あし【利(き)足】

両足うちで、力が発揮でき、よく動くほうの足。「利き足でふんばる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「利足」の意味・読み・例文・類語

きき‐あし【利足】

〘名〙 その能力、はたらきが十分に発揮できる方の足。右足の力が利く人が多いので、特に右足の意にもいう。現代では、スポーツで、跳躍する時に踏み切る方の足や、球を蹴る時によく使う方の足などをいう。
随筆・操曲入門口伝之巻(1790)「呼とめられし其時は、利(キキ)足ふみて頭ふりむく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「利足」の読み・字形・画数・意味

【利足】りそく

疾走する。

字通「利」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の利足の言及

【利子】より

…《建内記》にも,毎月利子を徴されたうえ,3ヵ月目に流質(ながれじち)とされてしまった例が記されている。【田端 泰子】(3)近世 江戸時代には多く利足と呼ばれ,単に利と呼ぶこともあった。利子は〈世上金銀貸借利足之儀,是壱割半之処,以来金廿五両に付壱分之利足に引下げ……〉と年利,すなわち1ヵ年に支払われる利子総額の元金に対する割合,または元金25両に対する1月分の利子額をもって示すことが多かった。…

※「利足」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android