渋江長伯(読み)しぶえちょうはく

精選版 日本国語大辞典 「渋江長伯」の意味・読み・例文・類語

しぶえ‐ちょうはく【渋江長伯】

  1. 江戸後期本草家将軍家につかえ、多く薬園を経営。寛政一一年(一七九九)、幕命により、草木採集のため蝦夷地に赴いた。著書蝦夷草木志料」。宝暦一〇~天保元年(一七六〇‐一八三〇

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「渋江長伯」の解説

渋江長伯 しぶえ-ちょうはく

1760-1830 江戸時代中期-後期の医師,本草家。
宝暦10年生まれ。寛政5年(1793)幕府の奥詰医師となり,巣鴨(すがも)薬園総督をかねる。11年幕命で蝦夷(えぞ)地(北海道)で採薬し,「蝦夷採薬記」「北遊草木帖」をあらわす。また巣鴨薬園で羊を飼育し羅紗(ラシヤ)を試作した。文政13年4月19日死去。71歳。本姓太田。名は虬(たつ)。字(あざな)は潜夫。別号に西園,確亭。

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