渡初(読み)わたりぞめ

精選版 日本国語大辞典 「渡初」の意味・読み・例文・類語

わたり‐ぞめ【渡初】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「わたりそめ」とも ) 橋の落成式に、初めて人の渡ること。また、その式典多くはその土地名望家高齢夫婦者、または親・子・孫三代夫婦の揃った一家などを選んで行なう。
    1. [初出の実例]「五月雨にくえし堤をつきなほし〈仲昔〉 わたりそめする橋はあたらし〈宗祐〉」(出典:俳諧・花月千句(1649)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む