渡岸寺村(読み)どうがんじむら

日本歴史地名大系 「渡岸寺村」の解説

渡岸寺村
どうがんじむら

[現在地名]高月町渡岸寺

高月村の北東高時たかとき川右岸平地に立地。村名は当地にあった古刹渡岸寺に由来する。応永(一三九四―一四二八)末年と推定される九月一日の禅定房書状案(井口日吉神社文書)は、富永とみなが庄庄官から当地の土豪とみられる「渡岸寺殿」に宛てている。天正一三年(一五八五)閏八月の山内一豊知行目録(山内文書)に「八石 とかん寺」とみえる。寛永石高帳では高二九〇石余、下総古河藩領。元禄郷帳では甲斐甲府藩領。天明村高帳・文政石高帳では幕府領。天保八年郷帳では山城淀藩領。延宝七年(一六七九)検地によると田一五町九反余・高二六〇石余、畑六反余・高九石余、屋敷六反余・高九石余(伊香郡志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む