日本歴史地名大系 「高月町」の解説 高月町たかつきちよう 滋賀県:伊香郡高月町面積:二八・二七平方キロ伊香郡の南端、琵琶湖の北岸に位置し、東は己高(こだかみ)山地の山田(やまだ)山を境に東浅井(ひがしあざい)郡浅井町、南は同郡湖北(こほく)町、西は賤(しず)ヶ岳(たけ)山地に連なる西野(にしの)山などで琵琶湖の湾入部に臨み、北は木之本(きのもと)町に接する。東部を高時(たかとき)川、西部を余呉(よご)川がそれぞれ南流する。北西部に湧出(ゆるぎ)山がある。東部を国道三六五号(旧北国脇往還)、中央部を国道八号(旧北国街道)が南北に走り、さらに北陸自動車道、JR北陸本線が両道にほぼ並走する。西野山を中心とした古保利(こぼり)古墳群と姫塚(ひめづか)古墳・横山神社(よこやまじんじや)古墳を含む物部(ものべ)古墳群・湧出山古墳群などがあり、高時川右岸の井口(いのくち)・保延寺(ほうえんじ)には古墳時代・奈良時代の大海道(おかいど)遺跡がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報