精選版 日本国語大辞典の解説
〘名〙
① 冥土の三途(さんず)の川。
※古今(905‐914)哀傷・八二九「いもうとの身まかりにける時よみける なく涙雨とふらなんわたりがは水まさりなばかへりくるがに〈小野篁〉」
② 川を渡ること。渡河。
※滑稽本・続膝栗毛(1810‐22)三「せぶみするは居ざりとしらでわたり川是にはまらぬものはあらじな」
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