渡辺学(読み)ワタナベ ガク

20世紀日本人名事典 「渡辺学」の解説

渡辺 学
ワタナベ ガク

昭和・平成期の日本画家 千葉県美術会会長。



生年
大正5(1916)年1月25日

没年
平成12(2000)年11月11日

出生地
千葉県銚子市

本名
渡辺 冨雄

学歴〔年〕
東京美術学校(現・東京芸術大学)日本画科〔昭和16年〕卒

主な受賞名〔年〕
新制作展新作家賞〔昭和32年・34年〕,現代日本美術展優秀賞〔昭和37年〕「魚・人」

経歴
中学卒業後、日本橋の帽子問屋にでっち奉公。かたわら独学で絵を勉強し、昭和11年東京美校に入る。24年第2回創造美術展で初入選。32年、34年と新制作展で新作家賞を受賞し、35年新制作協会会員となる。37年現代日本美術展で優秀賞を受賞。39年創画会結成に参加、会員となる。作品に「白濤図」(銚子市立総合病院)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「渡辺学」の解説

渡辺学 わたなべ-がく

1916-2000 昭和-平成時代の日本画家。
大正5年1月25日生まれ。新制作協会展,日本国際美術展などに作品を発表。昭和37年現代日本美術展で「魚・人」が優秀賞。49年創画会会員。漁村風景や労働する人びとを題材にした作品をおおくえがく。千葉県美術会会長。平成12年11月11日死去。84歳。千葉県出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。本名富雄

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android