渡辺素舟(読み)ワタナベ ソシュウ

20世紀日本人名事典 「渡辺素舟」の解説

渡辺 素舟
ワタナベ ソシュウ

大正・昭和期の工芸研究家 多摩美術大学名誉教授



生年
明治23(1890)年11月16日

没年
昭和61(1986)年1月16日

出生地
愛知県西春日井郡新川村(現・新川町)

本名
渡辺 清重郎

学歴〔年〕
東洋大学専門部哲学科〔大正15年〕卒

学位〔年〕
文学博士(東洋大学)〔昭和36年〕

経歴
東京高等工芸学校講師などを経て、昭和23年多摩造形芸術専門学校(現・多摩美術大学)教授、40年退職し名誉教授。日本工芸会評議員。主に中国や日本など東洋に伝わる建造物や工芸品、着物文様を系統的に研究したわが国の先駆者。著書に「日本工芸史」「平安時代国民工芸の研究」「東洋図案文化史の研究」「東洋文様史」「日本服飾美術史」「中国古代文様史」「日本広告デザイン史」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「渡辺素舟」の解説

渡辺素舟 わたなべ-そしゅう

1890-1986 大正-昭和時代の工芸研究家。
明治23年11月16日生まれ。昭和23年多摩造形芸術専門学校(現多摩美大)教授。文様の研究で知られる。昭和61年1月16日死去。95歳。愛知県出身。東洋大卒。本名は清重郎。著作に「東洋図案文化史の研究」「東洋文様史」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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