渡辺開墾(読み)わたなべかいこん

日本歴史地名大系 「渡辺開墾」の解説

渡辺開墾
わたなべかいこん

[現在地名]黒磯市渡辺

明治二二年(一八八九)東那須野ひがしなすの村に成立した大字那須野ヶ原の北東部に位置し、東は同村大字豊浦農場とようらのうじよう金田かねだ村大字乙連沢おとれざわ(現大田原市)、南は東那須野村大字佐野開墾さのかいこん、西は同下厚崎しもあつさき近世は入会原野大輪地おおわじ原で、明治八年官有原野となった。明治二〇年頃、旧信濃高島藩士渡辺千秋が貸下げを受けた。総面積一三五町余で、東那須野村・鍋掛なべかけ村・金田村の七ヵ所に散在した。このうち東那須野村に属した四七町余が大字渡辺開墾となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android