渡連方(読み)どれんほう

日本歴史地名大系 「渡連方」の解説

渡連方
どれんほう

近世、ひぎや間切に置かれた行政区分。現瀬戸内町の東部と、加計呂麻かけろま島の東端部にわたり、同じ間切の東方を分断する形になっている。「大島私考」によれば、東間切が広大であるために置かれた区分で、村数九ヵ村、与人と間切横目各一名を配した。また方の高頭一千二二〇石余で、うち畑高五升七合余が蔵地、同二斗一升三合余が役屋敷地で、納米五一二石余。享保一九年(一七三四)に起きた文仁演越訴事件の仁演は渡連方の与人であった(大島代官記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android