温陽温泉(読み)おんようおんせん

百科事典マイペディア 「温陽温泉」の意味・わかりやすい解説

温陽温泉【おんようおんせん】

韓国忠清南道北部天安市西側にある温泉。高麗時代末期からと伝えられる古い歴史がある。アルカリ性ラジウム泉,湯温は約50℃。市街地ホテル旅館が40軒ほど点在し,温陽民俗博物館と近郊李舜臣将軍を祀った顕忠祠も有名
→関連項目忠清南道

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の温陽温泉の言及

【忠清道】より

…特に鶏竜山は韓国の新興宗教のメッカとされ,多数の宗教団体が修養場を置いている。本道はまた韓国の中でも温泉場が多数分布している地域で,百済時代から温井の名で知られ,ソウルから直行バスがある温陽温泉,大田郊外の儒城温泉などは大規模なホテルが林立する国際的観光地となっている。百済の旧都である公州,扶余も王陵の発掘,博物館の建設など歴史的観光地として整備されている。…

【天安】より

…稲作,果樹,畜産など各種農業を営む農村を背景とする商業中心地として発達している。近郊に百済の時代から温井の名で知られた韓国三大温泉の一つ温陽温泉がある。1987年郊外に独立記念館が開設された。…

※「温陽温泉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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