港野喜代子(読み)ミナトノ キヨコ

20世紀日本人名事典 「港野喜代子」の解説

港野 喜代子
ミナトノ キヨコ

昭和期の詩人



生年
大正2(1913)年3月25日

没年
昭和51(1976)年4月15日

出生地
兵庫県神戸市須磨区舞子

学歴〔年〕
大阪府立市岡高女卒

主な受賞名〔年〕
箕面市教育功労者賞〔昭和49年〕

経歴
昭和9年港野藤吉(機械設計技術者)と結婚。戦時中、夫の郷里舞鶴に疎開して詩作を始め23年「日本未来派」同人となり、25年大阪に帰り大阪文学学校講師を務めながら、詩・児童文学を発表。27年詩集紙芝居」、30年「魚のことば」を出版した。サークル活動や社会運動でも活躍、婦人層に親しまれた。ほかに詩集「草みち」「凍り絵」、共著「日本伝承の草花の遊び」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「港野喜代子」の解説

港野喜代子 みなとの-きよこ

1913-1976 昭和時代の詩人。
大正2年3月25日生まれ。夫の郷里舞鶴に疎開中に詩作をはじめ,昭和23年「日本未来派」同人。のち大阪文学学校講師をつとめ,サークル活動でも活躍した。昭和51年4月15日死去。63歳。兵庫県出身。大阪府立市岡高女卒。旧姓坂本。詩集に「紙芝居」「凍り絵」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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