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湖山長者 こやまちょうじゃ

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

湖山長者 こやまちょうじゃ

伝説上の人物。
1000町歩の水田の地主。一日で田植えをおえるのを自慢にしている。ある年太陽がはやくしずみかけたので,家宝の金の扇でまねきかえし,田植えをすませた。そのため天罰をうけて家は没落,田は湖にかわったという。鳥取市の西,湖山池にまつわる言い伝えとして知られる。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

世界大百科事典内の湖山長者の言及

【朝日長者】より

…長者の没落と,財宝が身近な場所に埋まっているのを物語るのは,人々の強い関心を引き,この伝説を根強く支える生命力になっている。兵庫県加西市では,権勢を誇る長者が,扇をもって夕日を呼び戻し,強く輝けと叫んだために長者は目がくらんで死んだという,湖山(こやま)長者と似た話になっている。ここでも〈朝日さす〉の歌が伝わっている。…

【湖山池】より

…近年,汚濁が進み,環境保全対策が講じられている。沈む太陽を呼び戻して田植を強行し,一夜にして美田が湖に変わったという湖山長者の伝説を今に伝える。【豊島 吉則】。…

【太陽】より

…しかし,かつては太陽の運行があまり速くて困ったので,ある英雄が太陽にわなをかけて,その速度を遅くしたという形式の神話が,ポリネシア,北アメリカなどに分布している。日本ではむしろ,太陽があまり速く沈むので,田植が1日で終わらないことを心配した長者が太陽を招き返したが,この無礼なふるまいの罰として没落させられたという伝説が,鳥取県の湖山(こやま)長者その他について語られている。また,多数の太陽が(ときには多数の月も)天にあったため,暑すぎたり昼間ばかりだったりで,困った人間が太陽(月)を一つだけ残して,あとはすべて射落としたという神話は,中国を中心としてシベリアの一部,東南アジア,北アメリカ西部に分布している。…

※「湖山長者」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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