湯塩村(読み)ゆしおむら

日本歴史地名大系 「湯塩村」の解説

湯塩村
ゆしおむら

[現在地名]西吉野村大字湯塩

たき村東南方の山中立地加名生あのう郷のうち。慶長郷帳では村高一二二・〇二一石、幕府領(代官大久保長安)。のち延宝検地で村高一九二・八九九石となった。村内の玉泉ぎよくせん(真言宗御室派)には元禄七年(一六九四)釣灯籠、宝暦三年(一七五三)があり、華鬘には「湯塩山延命寺玉泉院什物中筥地蔵講中弐拾人講親権兵衛 正徳四午三月廿四日」とあり、境内には室町期の一石五輪塔、享保一六年(一七三一)宝篋印塔がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 加名生

関連語をあわせて調べる

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む