日本歴史地名大系 「西吉野村」の解説 西吉野村にしよしのむら 奈良県:吉野郡西吉野村面積:九二・六七平方キロ郡の西北端を占める。西北は五條市、東は下市町・黒滝村、南は天川(てんかわ)村・大塔(おおとう)村に接し、西南は和歌山県と境する。天川村境には天狗倉(てんぐくら)山(一〇六一メートル)・高城(たかしろ)山(一一一一メートル)・乗鞍(のりくら)岳(九九三・四メートル)が連なり、天辻(てんつじ)峠(約八〇〇メートル)はいわゆる十津河(とつかわ)郷との境をなす。この山地を水源とする丹生(にう)川が村内を西北流し、五條市に入って吉野川本流に合流する。東南部山地は林業が盛んで、北部では果樹栽培が行われている。中部の賀名生(あのう)は南朝の皇居跡と伝え、今は梅の名所として知られる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by