湯湯(読み)しょうしょう

精選版 日本国語大辞典 「湯湯」の意味・読み・例文・類語

しょう‐しょうシャウシャウ【湯湯】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 ( 「湯(しょう)」は水の流れるさま ) 水勢の強くはげしいさま。また、流れのはげしいさま。
    1. [初出の実例]「定恵澄心海、无縁毎湯々」(出典性霊集‐一(835頃)遊山慕仙詩)
    2. 「前には湯々たる流水湛へて実相真如の月浮び」(出典:日蓮遺文‐身延山御書(1282))
    3. [その他の文献]〔書経‐堯典〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「湯湯」の読み・字形・画数・意味

【湯湯】しようしよう(しやうしやう)

水勢の盛んなさま。〔書、尭典〕湯湯として洪水方(あまね)く(そこな)ひ、(たうたう)として山を懷(か)ね陵(をか)に襄(のぼ)り、として天に滔(いた)り、下民其れ咨(なげ)く。能(よ)くするものらば乂(をさ)めしめん。

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