湯用彤(読み)とうようとう(その他表記)Tāng Yòng tóng

改訂新版 世界大百科事典 「湯用彤」の意味・わかりやすい解説

湯用彤 (とうようとう)
Tāng Yòng tóng
生没年:1893-1964

中国の仏教学者。甘粛省に生まれる。字は錫予。1917年,清華学校卒業後,アメリカのハーバード大学留学。帰国後,東南大学,南開大学教授を経て北京大学教授になった(抗日戦争中は西南聯合大学に移る)。解放後は北京大学副校長。中国哲学はむろんのこと,西洋哲学インド哲学にも造詣が深く,比較分析の方法を用いつつ中国仏教の研究を行った。主著に《漢魏両晋南北朝仏教通史》がある。
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