湯船原諏訪神社(読み)ゆふねはらすわじんじや

日本歴史地名大系 「湯船原諏訪神社」の解説

湯船原諏訪神社
ゆふねはらすわじんじや

[現在地名]栖本町湯船原

湯船原城跡の南麓に鎮座。祭神健御名方命。旧郷社。正保二年(一六四五)代官鈴木重成が天草郡祈願所として社殿を復興。慶安元年(一六四八)打田うちだ村に社領七石を与えられた(島鏡)。文化一〇年(一八一三)社司玉木越前筆の諏訪宮由緒并社格書に「宮社祭礼之節、為神涼、踊興行御座候、前々より六ケ村之内三ケ村宛ニ隔年ニ諸入用弁来申候」とあり、現在神幸祭を含めて奉納される栖本太鼓踊(県指定無形民俗文化財)の由緒が知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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