湿潤係数(読み)しつじゅんけいすう(その他表記)coefficient of humidity

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「湿潤係数」の意味・わかりやすい解説

湿潤係数
しつじゅんけいすう
coefficient of humidity

チャールズ・ウォレン・ソーンスウェートによって考案された気候湿潤の程度を表す係数。月ごとに蒸発散位,一定量の土壌貯水量,降水量三つを考え,水分の年間余剰量を sとし,蒸発散位の年合計を nとすれば,湿潤係数は 100×s/nとなる。(→蒸発散ソーンスウェートの気候区分

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 気候区分

世界大百科事典(旧版)内の湿潤係数の言及

【気候示数】より

…ソーンスウェートは地中に100mmの水が貯蔵可能で過不足の調節ができるものとして,水過剰量あるいは水不足量を各月について求めた。こうして求めた水収支から湿潤係数Ih,乾燥係数Id,湿潤示数Imを次のように定義した。水過剰量と水不足量の年間合計値をsおよびdとし蒸発散位の年合計値をnとすると,で示される。…

※「湿潤係数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む