満城(読み)まんじょう

精選版 日本国語大辞典 「満城」の意味・読み・例文・類語

まん‐じょう‥ジャウ【満城】

  1. 〘 名詞 〙 城に満ちていること。また、城にいるものすべて。
    1. [初出の実例]「青珠綻裂絳紗鮮。酔殺満城狂少年」(出典:済北集(1346頃か)四・牡丹)
    2. 「満城の臣民数を尽して出迎へ」(出典:暴夜物語(1875)〈永峰秀樹訳〉黒島王の伝)
    3. [その他の文献]〔王表‐成徳楽〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「満城」の読み・字形・画数・意味

【満城】まんじよう(じやう)

城中いちめん。宋・梅尭臣〔考試畢(をは)りて銓楼に登る〕詩 樓に登らざること、知んぬぞ 滿無算、柳なり

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