デジタル大辞泉
「満」の意味・読み・例文・類語
まん【満】
1 みちること。いっぱいになること。
2 その年月をみたしていること。年齢などを数えるとき、実際に経過した年月でいうこと。「満で数える」「満二年」→数え →足掛け
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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まん【満】
- 〘 名詞 〙
- ① ( 形動 ) みちること。いっぱいになること。不足がないこと。また、そのさま。
- [初出の実例]「世をたもたせ給ふこと、かくて三十一年ばかりにやならせ給ひぬらん。今年は満六十におはしませば」(出典:大鏡(12C前)五)
- 「幼少の時の、なす態のそろひて、見風満なるは、幼きふるまひには不相応とや申べき」(出典:遊楽習道風見(1423‐28頃))
- [その他の文献]〔荘子‐列禦寇〕
- ② 年月が不足なくちょうどその数になっていること。また、年齢などを数えるとき、実際に経過した年月でいうこと。「満で三つ」
- [初出の実例]「規則には満十二歳以上なんて書てありますが」(出典:福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉一身一家経済の由来)
満の補助注記
①の「大鏡」の例は、数え年の六〇歳を表し、②の満年齢の意ではない。還暦ゆえに特に年齢が満ちたことを表すと考えられる。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「満」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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