源氏の共食い(読み)げんじのともぐい

精選版 日本国語大辞典 「源氏の共食い」の意味・読み・例文・類語

げんじ【源氏】 の 共食(ともぐ)

  1. 清和源氏が一族同士の争いで滅びたこと。保元の乱では、為義・為朝父子を義朝が滅ぼし、平家討伐後は、頼朝が範頼・義経の二弟を殺し、また実朝は甥(おい)公暁に殺されるなど、一門内部で殺しあって滅びたことをさす。転じて、同族仲間同士が争い合うこと。
    1. [初出の実例]「清盛心中に悦び、是ぞ源氏の友ぐひ、武運のつき、平家繁昌の時至れりと勇みをなし」(出典:浄瑠璃・鎌田兵衛名所盃(1711頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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