源藤遺跡(読み)げんどういせき

日本歴史地名大系 「源藤遺跡」の解説

源藤遺跡
げんどういせき

[現在地名]宮崎市源藤町 源藤

宮崎市街地の南西部、沖積平野を一望する標高二八メートルの丘陵上に位置する集落遺跡。昭和六〇年(一九八五)に調査され、二八〇〇平方メートルの調査区内に弥生時代と古墳時代を中心とした多数の遺構・遺物が混在して検出された。弥生時代の遺構は竪穴住居跡九軒・土坑一三基、直径約一〇メートル・深さ約七メートルの擂鉢状の遺構一基で、竪穴住居跡および土坑が後期から終末期、擂鉢状遺構が中期末葉から後期初頭に位置づけられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android