源藤遺跡(読み)げんどういせき

日本歴史地名大系 「源藤遺跡」の解説

源藤遺跡
げんどういせき

[現在地名]宮崎市源藤町 源藤

宮崎市街地の南西部、沖積平野を一望する標高二八メートルの丘陵上に位置する集落遺跡。昭和六〇年(一九八五)に調査され、二八〇〇平方メートルの調査区内に弥生時代と古墳時代を中心とした多数の遺構・遺物が混在して検出された。弥生時代の遺構は竪穴住居跡九軒・土坑一三基、直径約一〇メートル・深さ約七メートルの擂鉢状の遺構一基で、竪穴住居跡および土坑が後期から終末期、擂鉢状遺構が中期末葉から後期初頭に位置づけられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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