溶かし込む(読み)とかしこむ

精選版 日本国語大辞典 「溶かし込む」の意味・読み・例文・類語

とかし‐こ・む【溶込】

  1. 〘 他動詞 マ行五(四) 〙 溶かして入れる。ある液体の中に他の物質を溶かして混ぜ入れる。比喩的に、あるものを別のものの中に入れてすっかりなじませる。
    1. [初出の実例]「石灰を溶かし込んだ様な色に濁って居る」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉七)
    2. 「怖ろしい事件をかうして徐々に日常生活の中へ融(ト)かし込んでしまふ」(出典真夏の死(1952)〈三島由紀夫〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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