ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「溶断」の意味・わかりやすい解説 溶断ようだんmelt-cutting 金属素材を融点以上に加熱し切離す技術。加熱の熱源によって,酸素-アセチレン炎などの燃焼ガスを用いるガス切断,アーク放電の熱を利用するアーク切断,レーザーを用いるレーザーカッティングがある。ガス切断は製鉄所におけるスラブの切断をはじめ,造船など重工業における素材の切取りから身近な民生用にも広く用いられている。レーザーカッティングは歩どまりと精度がよいのが特徴で,各種製造業では,CAD/CAMシステムと組合せ,素材の切取り工程として採用している。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by