溶融粘度式(その他表記)melt viscosity equations

法則の辞典 「溶融粘度式」の解説

溶融粘度式【melt viscosity equations】

高分子溶融体の粘度を与える式.分子量との関係式としては

logη0=3.4log Mwav+A

ここで η0 は,ずり応力がゼロのときの粘度,Mwav は平均分子量,A は物質温度,圧力によって定まる定数である.ときには「高分子粘度の3.4乗則」とも呼ばれるが,必ずしも3.4乗に比例するとは限らない.

溶融粘度と温度との関係式には,アンドラーデ(アンドレイド)の粘度式*:η=Aexp(E/RT),ドゥーリットル粘度式*:η=Aexp(V0/Vf)+B,WLF(Williams-Landel-Ferry)の式*:logaτ=C1(T-Ts)/ {C2+(T-Ts)},などが用いられている.A,B,C1,C2 はそれぞれ定数である.E は流動の活性化エネルギー,V0 は占有体積,Vf は自由体積である.WLF式にある aτ は時間‐温度換算因子と呼ばれる値で緩和時間 τ の標準温度状態との比,すなわち τ(T)/τ(Ts)である.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

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