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滋賀・西河原宮ノ内遺跡 しがにしがわらみやのうちいせき

知恵蔵の解説

滋賀・西河原宮ノ内遺跡

古代の「貸し稲制度」の木簡が初めて分かった滋賀県野洲市の遺跡。7世紀末〜8世紀初頭(飛鳥時代)頃の大型倉庫の遺跡から木簡が出土し、2006年6月に「貸稲(いらしのいね)」という墨書3点が確認された。律令国家は農業振興や税収のため、利子付きで稲を農民に貸し付ける「出挙(すいこ)」制度を定めたとされる。これより前の「日本書紀」の646年の個所に、出挙制の前身との見解がある「貸稲」という記載が見られ、それを実証する木簡らしい。現地は琵琶湖水運の役所跡との見方が有力な遺跡だ。

(天野幸弘 朝日新聞記者 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

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