日本歴史地名大系 「滝之口村」の解説 滝之口村たきのくちむら 新潟県:栃尾市滝之口村[現在地名]栃尾市滝之口塩谷(しおたに)川が九川谷(くかわだに)川と合流した辺りから急に西に流れを変える手前の西側に立地。北は上塩(かみしお)村大野原(おおのばら)、東は山葵谷(わさびだに)村、南は島田(しまだ)村。村名は小字石倉(いしくら)地内を出た所にある不動滝にちなむといわれる。不動滝は滝そのものを象徴とし、滝のほとりに不動堂を建てたが、明治維新の際大鳥(おおとり)神社として登録された。さらに口碑では、保延年間(一一三五―四一)に滝之口村がまだ三戸の時に同社を勧請し、天文年間(一五三二―五五)上杉家の落人長谷川与五右衛門と佐藤金八が来住し、五戸となったという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報