20世紀日本人名事典 「滝沢脩作」の解説
滝沢 脩作
タキサワ シュウサク
大正・昭和期の実業家,政治家 岡山県鉄工鋳物工業組合理事長;衆院議員。
- 生年
- 明治26(1893)年8月25日
- 没年
- 昭和33(1958)年7月1日
- 出生地
- 岡山県浅口郡玉島町(現・倉敷市)
- 学歴〔年〕
- 神戸市立工業卒
- 経歴
- 神戸川崎造船所などに勤務。大正11年弟の七三郎とともに大阪で滝沢鉄工所を興し、主に精密工作機械を製造・販売した。満州事変勃発により工作機械の需要が増えて以来、大阪や郷里玉島に工場を新設するなど急成長を遂げ、14年には陸海軍監督工場の指定を受けた。太平洋戦争開始前には大阪屈指の実業家として関西鉄鋼界に重きを成すようになり、全日本鋳物工業組合連合理事・大阪府鉄工品工業組合理事・岡山県鉄工鋳物工業組合理事長などを歴任。また、玉島町議を経て、21年戦後初の総選挙に当選し、約1年間衆院議員を務めるなど、政界でも活躍。政界引退後は再び鉄工所の経営に専念し、戦後の混乱期によく会社を建て直した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報